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中部山岳国立公園・北アルプス飛騨側開山祭 播隆祭

蒲田(がまだ)川をはさんで栃尾温泉の対岸にある、奥飛騨温泉郷の総鎮守社「村上神社」では、
毎年5月10日に、北アルプス飛騨側開山祭播隆祭』が行われます。

令和4年は、新型コロナウィルス感染症予防の観点より、参列者の規模を大幅に縮小して開催されました。
奥飛騨は、この山開き「播隆祭」で本格的な観光シーズンを迎えます。

新緑の境内で、厳かに行われる神事

境内に建立されている播隆塔

毎年5月10日に執り行われる、中部山岳国立公園・北アルプス飛騨側開山祭「播隆祭(ばんりゅうさい)」は、槍ヶ岳や笠ヶ岳に仏像を安置して開山した、開祖「播隆上人(ばんりゅうしょうにん)」の偉業を称えて開催され、雪深いこの地方に春の訪れと登山シーズンの幕開けを告げると共に、登山者の安全祈願をあわせて行われます。
 境内に播隆上人ゆかりの播隆塔が建立されており、播隆塔前で関係者参列のもと神事が執り行われました。

風に揺れる新緑がまぶしい中、播隆塔の開扉や、玉串奉奠(たまぐしほうてん)が静粛に執り行われました。播隆塔の後ろにそびえ立つ山々にも敬意を払い、榊で作られた大幣(おおぬさ)でお祓いされます。

村上神社には、福地温泉で静養したと伝えられている第62代天皇・村上天皇が主祭神として祀られており、播隆祭はその春の例大祭と共に行われます。
岐阜県北アルプス山岳遭難対策協議会によると、昨年、北アルプス岐阜県側からの登山者は33,572人。今年の登山者は昨年より2割ほど多い4万人が見込まれています。

勇壮で華麗な舞「鶏芸」

神事終了後には、「へんべとり」「鶏芸」が奉納披露されました。
 福地若連中による「鶏芸」は、シャガマと呼ばれるシャモ(雄鶏)の尾羽で作られた冠を被り、鉦や太鼓に合わせて輪状で踊る伝統芸能。
青空の下、円を描きながら奥飛騨の山里に春を招くかのように舞が披露されました。
龍や鳳凰が描かれた「飛騨染」の衣装を身にまとい、大将の指揮のもと順々に披露される演舞は、とても勇壮で見ごたえ十分です。

無形文化財にも指定される獅子舞「へんべとり」

「へんべ」とは、かつて里人達に危害を加えていた毒蛇のことで、へんべとりとは、平安時代に村上天皇がこの地で旅の疲れを癒された際、蛇の大群が出て困り果てている里人たちを見て、蛇群退散のため八百万神に祈願の舞を奉納したのがこの舞の由来だと伝えられています。
 獅子が毒蛇と対峙し、様子を伺いながら徐々に距離を詰め、最終的に獅子が毒蛇をくわえて激しく振り回しながら退治します。
獅子頭に付けられた鈴が激しく鳴り響き、迫力満点の舞に圧倒されます。

しんひらゆ温泉 タルマのそば祭り

村上神社から程近い「しのぶ砂防ダム親水公園」では、毎年春と秋に「しんひらゆ温泉 タルマのそば祭り」が実施されます。
令和4年春は、5月16日~5月22日。(秋は未定)
会場近くを流れる、タルマの滝と新緑を眺めながら食べるそばは絶品!
このそばを食べるためだけに出向く人もいるほどです。ぜひ、現地で味わってください。

村上神社

【住所】岐阜県高山市奥飛騨温泉郷村上1461
【問合せ】 0578-89-2614(奥飛騨温泉郷観光協会)
【駐車場】 なし
【アクセス】濃飛バス平湯・新穂高線「村上」バス停下車徒歩3分
【奥飛騨温泉郷観光協会HP】https://www.okuhida.or.jp/

福地温泉でほっこり和む 古民家カフェ「木花木花」

昨年、福地温泉の舎湯(やどりゆ)前に新しくオープンした古民家カフェ『木花木花』
旬の食材を使ったメニューの数々と、こだわりのコーヒー
木々に囲まれ、静けさを楽しめる癒し空間で、
山の力をチャージし、ゆったり
と流れる時間を堪能してみませんか

風情を感じ、山の静寂に包まれる温泉街

福地温泉の足湯
舎湯(囲炉裏の休み処がある、宿泊者専用の足湯)

奥飛騨温泉郷にある温泉のひとつ「福地温泉(ふくじおんせん)」は、平安時代に村上天皇も療養されたといわれており、平家の落武者伝説も語り伝えられている歴史の古い温泉です。
標高1,000mほどの山間に位置しているためは涼しく、冬は一面幻想的な銀世界が広がります。

今でもひなびた佇まいで落ち着きのある雰囲気を残す福地温泉。
豊富な湯量と、湯船からあがった後も体をぽかぽかにしてくれる湯のぬくもりは『あったまり湯』とも言われ、四季折々の福地の自然を眺めながら、ゆっくりと寛ぐことができます。

ほっこりと寛げる店内

福地温泉ではエネルギー自給率100%のエコ集落を目指し、2014年に有志が集まり「ECOエネルギー委員会」を設立。2017年には「合同会社 福地温泉山里物語」に名称を変更し、自然の力を利用したエネルギーの創出の新しい可能性を模索しています。

その活動の一環としてオープンした、古民家カフェ『木花木花』(もっかもっか)。切り盛りするのは、都心でシェフ経験もある春山さんです
春山さんは福地温泉が大好きで、10年程前から通いつめ、ついには念願叶って移り住むことになったんだとか。福地温泉のゆったり流れる時間と、趣のある雰囲気が大好きだと語ってくれました。

木花木花のメニューは、地産地消・旬の食材を頂く内容。
一日限定3食の「飛騨プレミアムワンプレート」は、地元産の飛騨ポークと飛騨サーモンが一度に味わえる、いいとこどりの人気メニューとなっています。
飛騨ではお馴染みの、赤かぶの漬物が付け合せとなっている「こだわりのキーマカレー」は、春山さん自らスパイスをブレンドして作った本格的な味。野菜や肉の旨味と、スパイシーな風味が、クセになること請け合いです。

食後や、ほっとしたいひと時におすすめなのが「温泉湯洗い高地焙煎珈琲」
福地の温泉を使って湯洗いし、標高1,000mの福地で焙煎した、ここでしか味わえないこだわりの一杯。焙煎前に生豆を湯洗いすると、香りやキレが良くなるんだとか。
月ごとに変わる、旬の果物を使用したデザートと共にぜひ味わってみてください。

古民家カフェ 木花木花

〈住  所〉奥飛騨温泉郷福地834(旧とらや)
〈営業時間〉11時~15時
〈定休日〉月曜日、火曜日
〈TEL〉050-3561-8898
〈Mail〉mokka.cafe03@gmail.com
〈Instagram〉cafe_mokkamokka  

奥飛騨の先人たちが残した森の守り神「平湯大ネズコ」

日本の国土の2/3は森林が占めており、岐阜県土の約8割が豊かな森林です。
全国的に見ても、岐阜県の森林率は全国第2位となっています。
そんな岐阜県には多くの巨木がありますが、今回は奥飛騨にある巨木のご紹介です。

奥飛騨温泉地の歴史ある御神木

平湯大ネズコ

 岐阜県高山市東部に位置する奥飛騨温泉郷は、平湯温泉、福地温泉、新平湯温泉、栃尾温泉、新穂高温泉の5つの温泉地の名称です。今回ご紹介する「平湯大ネズコ」は中部山岳国立公園に指定されている平湯温泉にある巨木です。

 乗鞍岳のふもと、海抜1,250mにある平湯温泉は、奥飛騨温泉郷の中で最も古く、歴史ある温泉とされています。近くには飛騨高山、乗鞍岳、上高地などの有名観光地が数多くあり、温泉内には大規模なバスターミナルがあるので、各観光地を結ぶ交通の要所として賑わっています。  

 そんな平湯温泉は、現在では近代的な旅館が立ち並ぶ温泉街ですが、道路が整備される前は、雪に閉ざされる冬の間、男たちは出稼ぎか炭焼きで生計を立てる貧しい生活を送っていました。
 戦中、戦後と炭の需要が高まった頃、貧しい者は営林署の山の木を安く払い下げてもらい炭を焼き、生活の糧としていました。
その中に「大ネズコ」が立っており、そのあまりの大きさと立派さに、当時の人たちは、いずれ平湯の宝になるかもしれないから伐(き)らずに残しておくことにしたと伝えられています。

 この木は、社会教育者「篠原無然」から自然の大切さを教えられた村人が、将来きっと地元の貴重な財産になると思い「平湯大ネズコ」と名づけ、残した巨木です。 

平湯大ネズコ
篠原無然(しのはらぶぜん)……大正時代に自ら平湯に赴任してきて、青少年の育成や女工救済活動など、平湯の発展と教育に尽力した。

先人から受け継がれる平湯の宝

平湯大ネズコ

 平湯大ネズコは、樹齢約1000年(推定)、高さ23m、幹周760cm、所在地標高1,420mにもなるクロベの木です。
 ネズコは別名クロベとよばれ、日本特産のヒノキ科の常緑高木です。本州中部から四国に分布し、特に中部地方の山岳地帯と日本海側に多く、山地に自生します。
 ネズコはヒノキ、サワラ、アスナロ、コウヤマキと並び、「木曽五木」のひとつに数えられ、建築材や船舶、家具などの有用材として利用されます。
葉はヒノキやサワラによく似ていますが、より分厚くて裏側が黒っぽく、気孔帯と呼ばれる酸素や水蒸気などを交換する孔はそれほど目立ちません。

 平湯大ネズコ周辺は、下層に笹が繁茂し、ブナ、カンバ等の広葉樹の小径木が多く自生しています。昔、炭の材料として伐採したため、点状にネズコ、トウヒ、モミ等の針葉樹の大木が残りそれ以外は、広葉樹の小径木が中心となっています。 

 平湯大ネズコは、”森の巨人たち百選”にも選ばれている名木で、近くには日本の滝百選にも選ばれた平湯大滝もあり、多くの観光客が訪れます。
幹の根本にはウッドデッキが設置され、間近で迫力ある巨木を見ることができます。
 平湯大ネズコへのアクセスは、平湯キャンプ場または平湯温泉スキー場第2駐車場から遊歩道を徒歩30分程度です。冬季は閉鎖されており、例年GW明け頃からアクセス可能となります。

 先人より受け継がれてきたこの平湯大ネズコは、現在では平湯温泉地内の守り神のような存在となっています。古くから多くの人に愛された平湯温泉地内の歴史ある巨木を、ぜひ一度訪れてみてください。

 

 

木曽五木……江戸時代に尾張藩により伐採が禁止された木曽谷の木。ヒノキ、アスナロ(アスヒ)、コウヤマキ、ネズコ(クロベ)、サワラの5種類の常緑針葉樹林。

森の巨人たち百選……林野庁が2000年に次世代への財産として健全な形で残していくべき巨樹・巨木を中心とした森林生態系に着目し、代表的な巨樹・巨木を「森の巨人たち百選」として選定した。

 

 
【参考・文献・画像提供】平湯温泉観光案内所
 

お問合せ

平湯温泉観光案内所
平湯巨樹・巨木保全協議会

〒506-1433
岐阜県高山市奥飛騨温泉郷平湯763-191
TEL:0578-89-3030
FAX:0578-89-3130
URL:http://hirayuonsen.or.jp/

 

 

アフタースキーまで充実!『平湯温泉スキー場』

数多くの人々に親しまれる奥飛騨温泉郷。
その入口に位置する『平湯温泉スキー場』では、スキーはもちろん
体験プログラムや温泉など、お楽しみポイント満載!
今回は、得した気分になれる『平湯温泉スキー場』をご紹介します。

リフトで一気に標高1,700mへ 極上のパウダースノーを堪能

初心者から上級者まで楽しめるコースが揃っている『平湯温泉スキー場』は、ゲレンデデビューやスキルアップにピッタリのスキー場!目的やレベルに合わせてスキーやスノーボードを楽しむことができます。

初心者におすすめなのが、きれいに圧雪されたファミリーゲレンデ】
平均斜度13度の緩斜面で、横幅が広い作りになっているため、大きくターンを描きながらゆっくりと滑ることができます。見通しのきくレイアウトは、小さなお子様の初スキーやそり遊びなど安心して楽しめます。レストハウスも近くにあるので、トイレや着替えもスムーズですよ。

中級者以上は、第2ペアリフトで標高1,700mの最上部へ。
リフトからは、冬の平湯のキリッとした空気の中、凍結した「平湯大滝」が目を楽しませてくれます。
 最上部から楽しむことができるのは2コース
中級者向けの【湯の平コース】は、尾根伝いに2,500mのロングクルージングとなっており、焼岳・白山・笠ヶ岳の雄大な山並みを一望しながら、最高の雪質を堪能できます。
もう一つの【ジャイアントコース】上級者向け。全長1,500m、最大斜度38度、平均斜度が26度とチャレンジし甲斐のある豪快なコースとなっています。 

一面銀世界の奥飛騨で雪山トレッキング

平湯温泉スキー場では、幻想的な白銀の世界へ案内してくれる魅力的な体験プログラム「スノーシュー体験ツアーin平湯温泉」を体験することができます。(天候によってコースが変わります)

●晴天時には、スキー場のリフトで移動し、標高1,800mの山頂をスノーシューで目指します。
遮るものがない山頂は最高の見晴らし!
足元に広がる銀世界の平湯を見ながらスキー場を下ると、雲の上を歩いているような浮遊感を感じることが出来るかも。
●曇天時には、飛騨三大名瀑の一つ「平湯大滝」を目指します。巨大な氷柱へと姿を変えた平湯大滝を見上げ、自然の偉大さを感じてください。
積雪量の多さから冬期は立ち入ることが難しい場所も、スノーシューなら入ることができるため、普段は見ることのできない平湯の一面を見ることができます。

※ツアーは、3月31日まで実施されています。詳しくは下記よりご確認ください。
TSひらゆの森:https://reserve.489ban.net/client/hirayunomori/0/detail/230567

原生林の中に広がる露天風呂で、森林浴と温泉浴を同時に堪能

アフタースキーのお楽しみがあるのが、平湯温泉スキー場の魅力の一つ。
リフト券(半日券・1日券)を購入すると、車で1分のところにある日帰り温泉『ひらゆの森』を無料で利用することができます。
 ひらゆの森は、良質なかけ流し温泉と、野趣あふれる露天風呂が自慢の歴史ある名湯で、硫黄分が強い白く濁った湯を楽しむことができます。
 男女合わせて13ある湯舟が、それぞれ濁り方や温度が異なるため、豊かな自然に囲まれて森林浴を楽しみながら、お好みの湯舟を見つけてください。

お風呂上がりの休憩におすすめなのが、館内にある喫茶「こもれび」。窓際にあるカウンターから見える景色が、まるで森の中で過ごしている気分にさせてくれます。一押しスイーツ「黒蜜きなこパフェ」を食べながら、のんびり過ごしてください

体験プログラムや温泉、奥飛騨グルメなど、よくばりに楽しめる平湯温泉スキー場。
家族や友人とゆっくりと出来る時間をつくり、ぜひ泊りがけで平湯の冬を楽しんでください

お問い合わせ先

■平湯温泉スキー場
岐阜県高山市奥飛騨温泉郷平湯768-1
TEL:0578-89-2424
公式サイト:https://www.hirayunomori.com/ski.htm

■ひらゆの森
岐阜県高山市奥飛騨温泉郷平湯763-1
TEL:0578-89-3338
公式サイト:http://www.hirayunomori.co.jp/

飛騨高山の特別栽培米で作る「安心・安全」グルテンフリー米粉ぱん

パンやお菓子、うどんやパスタなどが小麦粉を材料として作られていることは多く知られていますが
近年小麦を摂らない食事(グルテンフリー)が注目されています。
今回は特別栽培米でグルテンフリー米粉ぱんを作っているパン工房のご紹介です。

グルテンフリーってなに?

グルテンフリー米粉ぱん
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乗鞍の恵みが育てた新鮮野菜が魅力の農産物直売所

飛騨地方では春頃から秋頃にかけてたくさんの野菜が栽培されています。
中でも飛騨地方北東部の高山市丹生川町は高冷地なため昼夜の寒暖差が激しい地域です。
今回はそんな寒暖差の中で栽培された野菜を販売している農産物直売所のご紹介です。

朝採れ新鮮野菜

乗鞍ファーマーズマーケット
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地元食材を使用した、体にやさしい食事「さとり食堂」

のどかな田園風景が広がる高山市丹生川町に、
地元の食材と、無添加調味料を使用した「おばんざい」を堪能できる食堂があります。
今回は、心がホッと穏やかになるさとり食堂〉のご紹介です。

心も体も笑顔になる 食事と空間

日本の屋根といわれる飛騨山脈の山々に囲まれ、東西に長く広がる高山市丹生川町。その本通りから1本入ったところに、地元の旬野菜を中心にした「おばんざい」を堪能できる食堂があります。
〈さとり食堂〉と描かれた暖簾をくぐると、まるで実家に帰ってきたかのような心安らぐ空間が広がります。店主の雰囲気も相まって、思わず「ただいま」と言いたくなる温かさです

ステンドグラスが印象的な店内
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地球の資源を使いすぎず、循環させる「社会的農業LABO」

もし家畜の糞から、環境にやさしく、悪臭もない有機堆肥を作ることができるとしたら?
その堆肥が、有機農業の成果を改善することができる画期的な肥料になるとしたら?
今回は、高山市丹生川町で「社会的農業」の実現を目指す、
「社会的農業LABO」のリバイブソイル(有機堆肥)のご紹介です。

地域全体が循環する、社会的農業を目指して

『臭わない』畜産堆肥
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