
安全な登山のために
1.山のグレーディング
登山者の増加に伴い、登山初心者がいきなり急峻な山岳への登山に臨むなど、技術・装備が不十分な状態の登山が見られ、このことが遭難事故増加の一因となっています。
そのため岐阜県では、登山者に「自分の力量にあった山選び」を促し、山岳遭難事故の防止に役立てるため「岐阜県山のグレーディング」を作成しています。「岐阜県山のグレーディング」の内容や使い方についての詳細は以下をご確認ください。登山を行う前には、必ず確認し、安全な登山に努めましょう。
岐阜県山のグレーディング:https://www.pref.gifu.lg.jp/kurashi/bosai/sangaku/11115/grading.html
2.登山におけるマナー
登山を行う際には、以下のマナーを守って、安全な登山に努めましょう。
① 登山の際には、必ず登山届を提出してください。
登山届について(岐阜県ホームページ)
※乗鞍岳についても令和元年12月1日から登山届の提出が義務付けられています。
② 高山植物の採取は禁止されています。また、植物保護のため、登山道以外は立ち入らないでください。
③ 野生動物には近づかないでください。また、餌を与えないでください。
④ キャンプやたき火は、決められた場所以外では行わないでください。
⑤ ゴミはすべて持ち帰ってください。
⑥ 自分の体力と技術に合わせた山に登山してください。夜間の登山・下山行動は危険です。
⑦ 季節に適した服装と装備で登山してください。
ヘルメット、ゴーグル、タオル、ヘッドランプ、雨具、携帯ラジオ、大きめのリュックサックなどを持参しましょう。
⑧ 正確な地図を携行してください。
⑨ 宿泊する山小屋には、15時から16時までに到着してください。やむを得ず遅れるときは、事前に山小屋に連絡してください。また、山小屋では節水してください。
⑩ 登山口では駐車場に駐車してください。
3.火山への安全な登山のために
世界にある約1,500の活火山のうち、日本には111の活火山があり、岐阜県には「御嶽山、白山、乗鞍岳、焼岳、アカンダナ山」の5つの活火山があります。
このうち、乗鞍岳、焼岳、アカンダナ山は中部山岳国立公園内にあります。これらの山に登山する場合は、活火山としての危険性を常に忘れることなく、自らの身を守るための備えを行いましょう。
(参考)
火山への安全な登山のために:https://www.pref.gifu.lg.jp/kurashi/bosai/kazan-bousai/11115/kazan-anzentozan.html
岐阜県の活火山について:https://www.pref.gifu.lg.jp/kurashi/bosai/kazan-bousai/11115/kazan-taisaku.html
火山観測データ(気象庁):http://www.data.jma.go.jp/svd/vois/data/tokyo/open-data/data_index.html