中部山岳国立公園・北アルプス飛騨側開山祭 播隆祭 Posted on 2022年5月18日2024年4月15日 蒲田(がまだ)川をはさんで栃尾温泉の対岸にある、奥飛騨温泉郷の総鎮守社「村上神社」では、毎年5月10日に、北アルプス飛騨側開山祭『播隆祭』が行われます。令和4年は、新型コロナウィルス感染症予防の観点より、参列者の規模を大幅に縮小して開催されました。奥飛騨は、この山開き「播隆祭」で本格的な観光シーズンを迎えます。 新緑の境内で、厳かに行われる神事 境内に建立されている播隆塔 続きを読む
福地温泉でほっこり和む 古民家カフェ「木花木花」 Posted on 2022年4月20日2022年6月28日 昨年、福地温泉の舎湯(やどりゆ)前に新しくオープンした古民家カフェ『木花木花』旬の食材を使ったメニューの数々と、こだわりのコーヒー木々に囲まれ、静けさを楽しめる癒し空間で、山の力をチャージし、ゆったりと流れる時間を堪能してみませんか 風情を感じ、山の静寂に包まれる温泉街 舎湯(囲炉裏の休み処がある、宿泊者専用の足湯) 続きを読む
奥飛騨の先人たちが残した森の守り神「平湯大ネズコ」 Posted on 2022年3月23日2022年3月23日 日本の国土の2/3は森林が占めており、岐阜県土の約8割が豊かな森林です。全国的に見ても、岐阜県の森林率は全国第2位となっています。そんな岐阜県には多くの巨木がありますが、今回は奥飛騨にある巨木のご紹介です。 奥飛騨温泉地の歴史ある御神木 平湯大ネズコ 岐阜県高山市東部に位置する奥飛騨温泉郷は、平湯温泉、福地温泉、新平湯温泉、栃尾温泉、新穂高温泉の5つの温泉地の名称です。今回ご紹介する「平湯大ネズコ」は中部山岳国立公園に指定されている平湯温泉にある巨木です。 乗鞍岳のふもと、海抜1,250mにある平湯温泉は、奥飛騨温泉郷の中で最も古く、歴史ある温泉とされています。近くには飛騨高山、乗鞍岳、上高地などの有名観光地が数多くあり、温泉内には大規模なバスターミナルがあるので、各観光地を結ぶ交通の要所として賑わっています。 そんな平湯温泉は、現在では近代的な旅館が立ち並ぶ温泉街ですが、道路が整備される前は、雪に閉ざされる冬の間、男たちは出稼ぎか炭焼きで生計を立てる貧しい生活を送っていました。 戦中、戦後と炭の需要が高まった頃、貧しい者は営林署の山の木を安く払い下げてもらい炭を焼き、生活の糧としていました。その中に「大ネズコ」が立っており、そのあまりの大きさと立派さに、当時の人たちは、いずれ平湯の宝になるかもしれないから伐(き)らずに残しておくことにしたと伝えられています。 この木は、社会教育者「篠原無然」から自然の大切さを教えられた村人が、将来きっと地元の貴重な財産になると思い「平湯大ネズコ」と名づけ、残した巨木です。 平湯大ネズコ 篠原無然(しのはらぶぜん)……大正時代に自ら平湯に赴任してきて、青少年の育成や女工救済活動など、平湯の発展と教育に尽力した。 先人から受け継がれる平湯の宝 平湯大ネズコ 平湯大ネズコは、樹齢約1000年(推定)、高さ23m、幹周760cm、所在地標高1,420mにもなるクロベの木です。 ネズコは別名クロベとよばれ、日本特産のヒノキ科の常緑高木です。本州中部から四国に分布し、特に中部地方の山岳地帯と日本海側に多く、山地に自生します。 ネズコはヒノキ、サワラ、アスナロ、コウヤマキと並び、「木曽五木」のひとつに数えられ、建築材や船舶、家具などの有用材として利用されます。葉はヒノキやサワラによく似ていますが、より分厚くて裏側が黒っぽく、気孔帯と呼ばれる酸素や水蒸気などを交換する孔はそれほど目立ちません。 平湯大ネズコ周辺は、下層に笹が繁茂し、ブナ、カンバ等の広葉樹の小径木が多く自生しています。昔、炭の材料として伐採したため、点状にネズコ、トウヒ、モミ等の針葉樹の大木が残りそれ以外は、広葉樹の小径木が中心となっています。 平湯大ネズコは、”森の巨人たち百選”にも選ばれている名木で、近くには日本の滝百選にも選ばれた平湯大滝もあり、多くの観光客が訪れます。幹の根本にはウッドデッキが設置され、間近で迫力ある巨木を見ることができます。 平湯大ネズコへのアクセスは、平湯キャンプ場または平湯温泉スキー場第2駐車場から遊歩道を徒歩30分程度です。冬季は閉鎖されており、例年GW明け頃からアクセス可能となります。 先人より受け継がれてきたこの平湯大ネズコは、現在では平湯温泉地内の守り神のような存在となっています。古くから多くの人に愛された平湯温泉地内の歴史ある巨木を、ぜひ一度訪れてみてください。 木曽五木……江戸時代に尾張藩により伐採が禁止された木曽谷の木。ヒノキ、アスナロ(アスヒ)、コウヤマキ、ネズコ(クロベ)、サワラの5種類の常緑針葉樹林。森の巨人たち百選……林野庁が2000年に次世代への財産として健全な形で残していくべき巨樹・巨木を中心とした森林生態系に着目し、代表的な巨樹・巨木を「森の巨人たち百選」として選定した。 【参考・文献・画像提供】平湯温泉観光案内所 お問合せ 平湯温泉観光案内所平湯巨樹・巨木保全協議会〒506-1433岐阜県高山市奥飛騨温泉郷平湯763-191TEL:0578-89-3030FAX:0578-89-3130URL:http://hirayuonsen.or.jp/
アフタースキーまで充実!『平湯温泉スキー場』 Posted on 2022年3月2日2022年3月3日 数多くの人々に親しまれる奥飛騨温泉郷。その入口に位置する『平湯温泉スキー場』では、スキーはもちろん体験プログラムや温泉など、お楽しみポイント満載!今回は、得した気分になれる『平湯温泉スキー場』をご紹介します。 リフトで一気に標高1,700mへ 極上のパウダースノーを堪能 初心者から上級者まで楽しめるコースが揃っている『平湯温泉スキー場』は、ゲレンデデビューやスキルアップにピッタリのスキー場!目的やレベルに合わせてスキーやスノーボードを楽しむことができます。 初心者におすすめなのが、きれいに圧雪された【ファミリーゲレンデ】平均斜度13度の緩斜面で、横幅が広い作りになっているため、大きくターンを描きながらゆっくりと滑ることができます。見通しのきくレイアウトは、小さなお子様の初スキーやそり遊びなど安心して楽しめます。レストハウスも近くにあるので、トイレや着替えもスムーズですよ。 中級者以上は、第2ペアリフトで標高1,700mの最上部へ。リフトからは、冬の平湯のキリッとした空気の中、凍結した「平湯大滝」が目を楽しませてくれます。 最上部から楽しむことができるのは2コース。中級者向けの【湯の平コース】は、尾根伝いに2,500mのロングクルージングとなっており、焼岳・白山・笠ヶ岳の雄大な山並みを一望しながら、最高の雪質を堪能できます。もう一つの【ジャイアントコース】は上級者向け。全長1,500m、最大斜度38度、平均斜度が26度とチャレンジし甲斐のある豪快なコースとなっています。 一面銀世界の奥飛騨で雪山トレッキング 平湯温泉スキー場では、幻想的な白銀の世界へ案内してくれる魅力的な体験プログラム「スノーシュー体験ツアーin平湯温泉」を体験することができます。(天候によってコースが変わります) ●晴天時には、スキー場のリフトで移動し、標高1,800mの山頂をスノーシューで目指します。遮るものがない山頂は最高の見晴らし!足元に広がる銀世界の平湯を見ながらスキー場を下ると、雲の上を歩いているような浮遊感を感じることが出来るかも。●曇天時には、飛騨三大名瀑の一つ「平湯大滝」を目指します。巨大な氷柱へと姿を変えた平湯大滝を見上げ、自然の偉大さを感じてください。積雪量の多さから冬期は立ち入ることが難しい場所も、スノーシューなら入ることができるため、普段は見ることのできない平湯の一面を見ることができます。 ※ツアーは、3月31日まで実施されています。詳しくは下記よりご確認ください。TSひらゆの森:https://reserve.489ban.net/client/hirayunomori/0/detail/230567 原生林の中に広がる露天風呂で、森林浴と温泉浴を同時に堪能 アフタースキーのお楽しみがあるのが、平湯温泉スキー場の魅力の一つ。リフト券(半日券・1日券)を購入すると、車で1分のところにある日帰り温泉『ひらゆの森』を無料で利用することができます。 ひらゆの森は、良質なかけ流し温泉と、野趣あふれる露天風呂が自慢の歴史ある名湯で、硫黄分が強い白く濁った湯を楽しむことができます。 男女合わせて13ある湯舟が、それぞれ濁り方や温度が異なるため、豊かな自然に囲まれて森林浴を楽しみながら、お好みの湯舟を見つけてください。 お風呂上がりの休憩におすすめなのが、館内にある喫茶「こもれび」。窓際にあるカウンターから見える景色が、まるで森の中で過ごしている気分にさせてくれます。一押しスイーツ「黒蜜きなこパフェ」を食べながら、のんびり過ごしてください。 体験プログラムや温泉、奥飛騨グルメなど、よくばりに楽しめる平湯温泉スキー場。家族や友人とゆっくりと出来る時間をつくり、ぜひ泊りがけで平湯の冬を楽しんでください。 お問い合わせ先 ■平湯温泉スキー場岐阜県高山市奥飛騨温泉郷平湯768-1TEL:0578-89-2424公式サイト:https://www.hirayunomori.com/ski.htm■ひらゆの森岐阜県高山市奥飛騨温泉郷平湯763-1TEL:0578-89-3338公式サイト:http://www.hirayunomori.co.jp/
飛騨高山の特別栽培米で作る「安心・安全」グルテンフリー米粉ぱん Posted on 2022年2月22日2022年2月22日 パンやお菓子、うどんやパスタなどが小麦粉を材料として作られていることは多く知られていますが近年小麦を摂らない食事(グルテンフリー)が注目されています。今回は特別栽培米でグルテンフリー米粉ぱんを作っているパン工房のご紹介です。 グルテンフリーってなに? グルテンフリー米粉ぱん 続きを読む
くつろぎ空間でのんびり過ごせるオシャレなカフェ「ココモックcafe」 Posted on 2022年2月9日2022年2月10日 丹生川町の長閑な山間に、昨年オープンした「ココモックcafe」ハンモックでリラックスできるだけではなく、本格的な台湾料理が食べれられるカフェとして話題を集めています。 喧騒から離れ、ハンモックにゆられる静かな空間へ 続きを読む
乗鞍の恵みが育てた新鮮野菜が魅力の農産物直売所 Posted on 2022年1月26日2022年1月26日 飛騨地方では春頃から秋頃にかけてたくさんの野菜が栽培されています。中でも飛騨地方北東部の高山市丹生川町は高冷地なため昼夜の寒暖差が激しい地域です。今回はそんな寒暖差の中で栽培された野菜を販売している農産物直売所のご紹介です。 朝採れ新鮮野菜 乗鞍ファーマーズマーケット 続きを読む
地元食材を使用した、体にやさしい食事「さとり食堂」 Posted on 2022年1月13日2022年1月13日 のどかな田園風景が広がる高山市丹生川町に、地元の食材と、無添加調味料を使用した「おばんざい」を堪能できる食堂があります。今回は、心がホッと穏やかになる〈さとり食堂〉のご紹介です。 心も体も笑顔になる 食事と空間 日本の屋根といわれる飛騨山脈の山々に囲まれ、東西に長く広がる高山市丹生川町。その本通りから1本入ったところに、地元の旬野菜を中心にした「おばんざい」を堪能できる食堂があります。〈さとり食堂〉と描かれた暖簾をくぐると、まるで実家に帰ってきたかのような心安らぐ空間が広がります。店主の雰囲気も相まって、思わず「ただいま」と言いたくなる温かさです。 ステンドグラスが印象的な店内 続きを読む
極上のパウダースノーが味わえる和雪ゲレンデと癒やしの湯 Posted on 2021年12月22日2021年12月22日 大自然が広がる飛騨地方の夏が終わると駆け足で秋が通り過ぎあっという間に長い冬がやってきます。そんな雪国である飛騨地方で冬を楽しく過ごす方法の一つにウィンタースポーツがあります。今回は飛騨地方の老舗スキー場と温泉のご紹介です。 続きを読む
地球の資源を使いすぎず、循環させる「社会的農業LABO」 Posted on 2021年12月15日2021年12月15日 もし家畜の糞から、環境にやさしく、悪臭もない有機堆肥を作ることができるとしたら?その堆肥が、有機農業の成果を改善することができる画期的な肥料になるとしたら?今回は、高山市丹生川町で「社会的農業」の実現を目指す、「社会的農業LABO」のリバイブソイル(有機堆肥)のご紹介です。 地域全体が循環する、社会的農業を目指して 『臭わない』畜産堆肥 続きを読む