中部山岳国立公園とその周辺地域「癒しの滝」スポット紹介 Posted on 2021年4月30日2021年5月13日 中部山岳国立公園の岐阜県側に位置する飛騨地方北東部には、四季折々にさまざまな姿を楽しめるいくつもの「滝」スポットがあります。日頃の慌ただしさから少し離れて、四季折々の大自然の中マイナスイオンたっぷりの「滝」に癒されてみませんか。今回は、中部山岳国立公園とその周辺地域の「滝」スポットのご紹介です。 奥飛騨エリア【平湯大滝】 平湯大滝(ひらゆおおたき) 奥飛騨温泉郷の平湯温泉街にほど近い場所にあるのがこの「平湯大滝」。落差64m、幅6mの「平湯大滝」は飛騨三大名瀑のひとつで、日本の滝百選や岐阜県の名水50選にも選ばれています。 毎年2月には氷瀑のライトアップをする「平湯大滝結氷まつり」が開催され、多くの観光客が訪れる人気のあるスポットです。 新緑が清々しい初夏、紅葉が美しい秋、季節を感じながら豪快に流れ落ちる姿は圧巻です。 平湯大滝公園は、平成28年11月1日より休館となっていますが、平湯大滝は従来通り観覧可能です。また、令和2年6月19日より滝見展望広場までの車の乗り入れが可能となりました。大滝の目の前まで車で行けるので体力のない方や小さなお子様でも楽しめます。(駐車台数:普通車20台)※画像提供:飛騨・高山観光コンベンション協会画像提供:飛騨・高山観光コンベンション協会 https://www.hidatakayama.or.jp/【住所】岐阜県高山市奥飛騨温泉郷平湯【お問い合わせ】0578-89-2614 奥飛騨温泉郷観光協会 日本の滝百選・・・ 日本の滝選考会(緑の文明学会・グリーンルネッサンス・緑の地球防衛基金)が 環境庁(当時)と林野庁などの協力のもと1990年に選定。岐阜の名水50選・・・ 岐阜県には、環境庁に選定された名水以外にも、数多くの名水が存在しており、 これらを多くの県民に紹介し、水環境への関心をたかめてもらおうと、昭和61年に 「岐阜県の名水50選」が選定されました。【参考・文献】 奥飛騨温泉郷観光協会:https://www.okuhida.or.jp/ 日本の森・滝・渚全国協議会:http://www.mori-taki-nagisa.jp/index.html 岐阜県公式HP:https://www.pref.gifu.lg.jp/page/502.html 丹生川エリア【銚子の滝】 銚子の滝(ちょうしのたき) 高山市丹生川町の国道158号線から看板を目印に、林道を進むと姿を現すのがこの「銚子の滝」です。 銚子の形に似ていることから名づけられた「銚子の滝」は、落差25mの滝で、岐阜県の名水50選に選ばれ、四季折々に変化する渓谷の美しさが楽しめます。 また昔話として、江戸時代、この銚子谷に温泉が出たとき、村人は他国から殿様が温泉に入りにくるのを極度におそれ、山伏にこの温泉を冷泉に出来ないかと相談したところ、わけのないことといって21日間修験供養の結果、冷泉に変えることが出来たという話があります。 滝までの道はしっかりと整備されていないので、天候によっては長靴の準備があると安心です。「銚子の滝」は直ぐそばまで行くことができ、水しぶきが全身に飛んできて迫力満点です。 【住所】岐阜県高山市丹生川町旗鉾 冬期閉鎖(降雪から自然融雪)【お問い合わせ】0577-78-2345 飛騨乗鞍観光協会 http://www.hida-norikura.com/※画像提供 飛騨・高山観光コンベンション協会 【参考・文献】飛騨・高山観光コンベンション協会:https://www.hidatakayama.or.jp/ 【乗鞍山麓 五色ヶ原の森】 乗鞍山麓 五色ヶ原の森は、中部山岳国立公園乗鞍岳の北西山麓約3,000ヘクタールに広がる森林地帯で、自然保護と利用の両立を図るため、歩道や山小屋等の施設整備時における自然への配慮はもとより、入山規制や入山時におけるガイドの同伴、一日当たりの最大利用人数の制限、利用料金制などを高山市の条例で義務付けた、国内でも先駆けといえる本格的なネイチャートレイルエリアです。 滝を見る際は乗鞍山麓 五色ヶ原の森案内センター主催のガイド付きツアーに申し込みが必要となります。 ガイド付きツアーの「カモシカコース」内にある4つの滝です。 コース全体での高低差は約260mほどですが、このわずかな距離と高低差の間に、久手御越滝(落差58m)、池之俣神輿滝(落差160m)、青垂雄滝(落差90m)、青垂雌滝(落差75m)と、大きな滝が集中しています。 それぞれの滝は受ける印象も豪快であったり神秘的であったり、変化に富んでいます。 青垂の滝 雌滝(あおたれのたき) 池之俣神輿滝 (いけのまたみこしたき) 青垂の滝 雄滝 (あおたれのたき おたき) 久手御越滝(くてみこしたき) ガイド付きツアー「シラビソコース」内にある4つの滝です。 布引滝(ぬのびきたき) コースの序盤に位置する落差20mの日雇声滝。吊り橋の上から眺められる大迫力の落差15mの横手滝。その下には、伏流水が崖に掛かってそのまま滝になる姿が圧倒的な存在感を持つ落差25mの布引の滝。布引の滝の左側には、落差10mの桜根滝があります。どれも姿・形が違い、滝を間近で楽しめます。 日雇声滝(ひよごえたき) 横手滝(よこてたき) 桜根滝(さくらねたき) その他ゴスワラコース内に、名無しの滝(ななしのたき)、耳洗いの滝(みみあらいのたき)、魚止の滝(うおどめのたき) の3つの滝があります。※画像提供:乗鞍山麓 五色ヶ原の森案内センター 「ゴスワラ」とは... 乗鞍岳が噴火した際に流れ出た溶岩流によりゴツゴツした、直径1m以上の溶岩の 塊が重なり合って作られた大地のこと。 コケや草、木々が生え、何百年、何千年もかけて今の姿になりました。 コースのいたるところで、大きな岩とその上に生える木々やコケが生えた岩々の間を 流れる渓流、溶岩流により作られた池などを見ることができます。 乗鞍山麓 五色ヶ原の森は『第16回日本エコツーリズム大賞で大賞を受賞しました。』 https://hidasanmyaku-gifu.jp/info/2021-16th-ecotourism/ 【住所】岐阜県高山市丹生川町久手471-3(乗鞍山麓 五色ヶ原の森案内センター)【お問い合わせ】0577-79-2280 2021年は5月20日(木)開山予定【参考・文献】乗鞍山麓 五色ヶ原の森案内センター:https://goshikinomori.com/