飛騨地方では夏になるとたくさんの野菜が栽培されていますが
その中でもこれから旬を迎えるのがトウモコロシ。
今回は夏野菜の主役の1つであるトウモロコシのご紹介です。
岐阜県高山市丹生川町久手で栽培されている「奥飛騨コーン」。
栽培されている畑は標高1,200メートルに位置し、近くにはスキー場があり、冬は2メートル以上の雪が積もります。地形的に風通しの良い場所に畑があるため夏でもカラッとしていて、トウモロコシが病気になりにくい環境です。また、高冷地なため昼夜の寒暖差が非常に大きく、各山系からはミネラルが豊富に含まれた水が流れています。
トウモロコシは暑い昼間に実を成長させる為にたくさんのエネルギーを消費し、夜に消費したエネルギーを蓄えます。このエネルギーが糖分となり、夜が涼しいほどエネルギーが多く蓄えられます。
トウモロコシにとっては昼夜の寒暖差が味に関わる大きなポイントとなります。
そんな恵まれた環境で育つ「奥飛騨コーン」は非常に甘く美味しいトウモロコシです。
「奥飛騨コーン」を栽培しているのは
「高原市場 菜っ葉゜(なっぱ)」のご家族4人。トウモロコシを作り続けて30年以上というベテランです。
栽培されているトウモロコシは、大粒で皮が薄く柔らかいゴールドラッシュという品種です。
近年の野菜は「甘い」に注目されがちですが、菜っ葉゜の皆さんはその甘さの奥の味を追求し、長年のノウハウを活かし、甘さだけではなくトウモロコシ本来の奥深い味を生み出しています。
「奥飛騨コーン」はもちろん生食もオススメで、砂糖をかけているんじゃない?と言われるほど、まるでフルーツの様な味わいのあるトウモロコシです。
妥協をゆるさないこだわり
長年に渡りトウモロコシを栽培してきた菜っ葉゜の皆さんのこだわりの一つに、土作りがあります。
理想とする畑は多くの微生物がいる豊かな土壌で、その基本といえる堆肥は同じ高山市丹生川町にあるspiritの「こだわりの堆肥」を使用。
また、落ち葉や収穫後のトウモロコシの殻などの沢山の有機質を入れ、土づくりには力を入れているそうです。
そして最も重要なのは収穫のタイミング。収穫の時期が昨日でも明日でもダメ。今日その日を見極めて収穫するそうです。
収穫は機械などは使わず、全て手もぎで1本1本選別をしながらの収穫。収穫の時間帯も、美味しさのエネルギーがたくさん蓄えられている日の出前の早朝3時半から収穫をしているそうです。
菜っ葉゜の皆さんの妥協をゆるさないこだわりへの姿勢が「奥飛騨コーン」の甘さの秘訣なのかもしれません。
高原市場 菜っ葉゜では、「奥飛騨コーン」の他にも販売されている野菜があります。
【奥飛騨コーン】 販売時期:8月10日前後~10月中旬
*寒暖の差により特に甘くて粒皮がやわらかい。
【久手だいこん】 販売時期:8月下旬~10月中旬
*煮物にした時のとろけるやわらかさが自慢。
おろしやサラダにすれば、みずみずしく最高。
【あきしまささげ】 販売時期:8月下旬~9月下旬
*まだら模様が特徴のいんげん豆の在来種。
煮ると鮮やかな緑色になることから、別名「湯上がり美人」
とも言われる。高冷地産ならではのやわらかさ。
【乗鞍ネギ】 販売期間:9月中旬~10月中旬
*太くて甘みとやわらかさが特徴。
すき焼き・鍋物等に最適。飛騨名物「朴葉みそ」に入れても良い。
土つきでの販売。
【飛騨モモ】 販売期間:8月下旬~9月中旬
*ジューシーで甘みたっぷりの白桃。
【飛騨リンゴ】 販売期間:9月中旬~10月中旬
*蜜入りも有り。爽やかな甘味が有り。
【飛騨トマト】 販売期間:8月10日前後~10月中旬
*トマトのおいしさと十分な歯ごたえが味わえる。
扱いはB級品。A級品と味は何ら変わり無し。
奥飛騨コーンの購入はこちらから
■高原市場 菜っ葉゜直売店(地方発送・店頭受取予約・WEB販売)
■のりくらファーマーズマーケット
■BOSS FOODS MARKET
【お問い合わせ】 高原市場 菜っ葉゜
〒506-2252 岐阜県高山市丹生川町久手284-1番地
TEL:080-5161-5982 FAX:0577-79-2329
URL:nappa-takayama.com
【参考・文献・画像提供】 高原市場 菜っ葉゜