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乗鞍岳の23峰のご紹介

乗鞍の山々(画像提供:いこまいか高岡)
乗鞍岳の山々 (画像提供:いこまいけ高岡)

 乗鞍岳というと「日本一高所を走る乗鞍スカイライン」や「バスで気軽に行ける高山」というワードを思い出せれる方が多いのではないでしょうか。
 今回は、そんな身近な乗鞍岳をもっと詳しくご紹介します。

「乗鞍岳」は、剣ヶ峰を主峰とする23の峰の総称です

剣が峰2
画像提供:飛騨乗鞍観光協会
画像提供:パノラマ飛騨
画像提供:パノラマ飛騨
乗鞍本宮
画像提供:激藪の隙間より

【乗鞍剣ヶ峰(けんがみね):標高3,026m】

別名「権現岳」とも呼ばれています。乗鞍岳最高峰の山で、山頂には岐阜県向きの乗鞍本宮と長野県向きの朝日権現社が創建されています。

十石岳2 激藪
画像提供:激藪の隙間より

【十石岳(じゅっこく):標高2,525m】

乗鞍火山群最古の山と言われ、円空上人が仏像を安置したと伝えられています。

画像提供:パノラマ飛騨

【大崩山(おおくずれやま):標高2,523m】

猫岳の北隣に位置し、昔、平湯地域に住む人たちから「西ヶ谷(にしがたに)の頭」と呼ばれていました。

画像提供:激藪の隙間より

【猫岳(ねこ):標高2,581m】

山腹の神苗代(かみなわしろ)という泥地の近くに猫が跨がるような形をした「猫石(ねこいし)」という岩があったことから、「猫岳」と名付けられたと言われています。猫岳の上部は、森林限界の境となっています。

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画像提供:パノラマ飛騨

【硫黄岳(いおう):標高2,554m】

別名「焼岳」と呼ばれることもあります。硫黄の匂いがすることから「硫黄岳」と名付けられたと言われています。

画像提供:パノラマ飛騨

【四ツ岳(よつ):標高2,751m】

昔、「安場岳(あんばだけ)」と呼ばれていたが、山のピークが四つあることから「四ツ岳」の別称があり、現在では別称の「四ツ岳」が正式山名となっています。

画像提供:パノラマ飛騨

【烏帽子岳(えぼし):標高2,692m】

烏帽子のように山峰が鋭くとがっていることから、「烏帽子岳」と名付けられたと言われています。また、峻険で人を近づけなかったため、昔は魔王が住んでいて、「魔王岳」の別名があったと言われています。

画像提供:パノラマ飛騨

【大丹生岳(おおにゅう):標高2,698m】

大丹生池の上部に位置することから、「大丹生岳」と呼ばれています。

画像提供:パノラマ飛騨

【大黒岳(だいこく):標高2,772m】

鉢を伏せたような平たい山頂の形から、昔は「鉢伏岳(はちふせだけ)」と呼ばれていました。

画像提供:激藪の隙間より

【恵比寿岳(えびす):標高2,831m】

「恵比寿岳」の下部には、火口でできた「亀ヶ池」があります。

画像提供:パノラマ飛騨

【魔王岳(まおう):標高2,764m】

昔、「大岩岳(または黒川岳)」と呼ばれていた時代がありましたが、旧陸軍航空研究所の時代に、秘密基地として人があまり近づいてほしくないことから、烏帽子岳の別名である「魔王岳」と名付けられ、現在に至っています。摩利支天岳とともに円空上人が開山し、山名をつけたと言われています。

画像提供:飛騨乗鞍観光協会

【富士見岳(ふじみ):標高2,817m】

昔、別名「摩利支天」と呼ばれていましたが、現在乗鞍観測所(旧コロナ観測所)のある山が「摩利支天」と名付けられ、富士見岳とは区別されています。東南方面に富士の秀峰が見られることから「富士見岳」と名付けられたと言われています。

画像提供:パノラマ飛騨

【里見岳(さとみ):標高2,824m】

山頂から北西に広がる人々の暮らしが見える場所であることから、「里見岳」と名付けられたと言われています。

画像提供:激藪の隙間より

【不動岳(ふどう):標高2,871m】

山頂にある岩は不動岩と呼ばれ、ほとんど垂直に切り立った珍しい岩です。過去には、乗鞍岳では唯一のロッククライミングの練習場として親しまれていました。現在は、浸蝕が激しくなり、安全上の理由から立入禁止となっています。

画像提供:激藪の隙間より

【摩利支天岳(まりしてん):標高2,873m】

「摩利支天岳」の山頂には乗鞍観測所(旧コロナ観測所)が建設されています。魔王岳とともに円空上人が開山し、山名をつけたと言われています。

画像提供:激藪の隙間より

【水分岳(みくまり):標高2,896m】

昔、水の神様がいた山だったことから、「水分岳」と名付けられたと言われています。

 

朝日
画像提供:激藪の隙間より

【朝日岳(あさひ):標高2,975m】

乗鞍岳の中で3番目に標高が高い山です。大日岳と同様に木喰上人が修法したと言われています。

画像提供:飛騨乗鞍観光協会

【蚕玉岳(こだま):標高2,979m】

米や豆などに似た砂礫が一面に広がっています。

画像提供:激藪の隙間より

【雪山岳(ゆきやま):標高2,890m】

昔、釈迦がいた山だと言われています。

画像提供:パノラマ飛騨

【大日岳(だいにち):標高3,014m】

乗鞍岳の中で2番目に標高が高い山です。山頂から少し降りたところに「天岩屋(あまのいわや)」と呼ばれる洞窟があり、昔、木喰上人がこの洞窟で、修法したと言われています。

屏風・薬師 いこまいけ
画像提供:いこまいけ高岡

【屏風岳(びょうぶ):標高2,968m】

山頂付近に屏風を広げたように岩壁が垂直に立っているところがあることから、「屏風岳」と名付けられたと言われています。(写真左)

乗鞍岳‗薬師岳
画像提供:いこまいけ高岡

【薬師岳(やくし):標高2,950m】

屏風岳の西に位置しています。(写真右)

画像提供:パノラマ飛騨

【高天ヶ原(たかまがはら):標高2,829m】

剣ヶ峰の南東に位置しており、現在は自然保護のため立ち入り禁止となっています。

※乗鞍岳には、立入禁止エリアがありますので、登山の際にはご注意ください。

乗鞍スカイライン公式HP:https://norikuradake.jp/

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