中部山岳国立公園の中でも岐阜県圏内にある観光施設やイベントなど
様々な「中部山岳国立公園」の魅力をご紹介します。
中部山岳国立公園の南端に位置する乗鞍岳。その乗鞍岳のふもと、高山市丹生川町では乗鞍岳登山、五色ヶ原トレッキング、スキーなどのアクティビティが豊富。今回は飛騨ほうのき平スキー場と天然温泉、飛騨にゅうかわ温泉宿儺の湯の魅力をお伝えします!
飛騨ほおのき平スキー場
乗鞍岳から北西に位置するスキー場「飛騨ほうのき平スキー場」
標高1,250~1,550m、高山市最大の面積を誇る91ヘクタールの広大なゲレンデで極上のパウダースノーを思う存分満喫できることでとても人気のスキー場です。
営業期間は積雪の具合により異なりますが、通常の場合は12月-3月下旬までとなります。オフシーズンはゲレンデを利用し、夏はひまわり園、秋はコスモス園が開園します。スキー場が一面、夏はひまわりの黄色でいっぱいに、秋は色とりどりのコスモスに彩られ、こちらも圧巻の見ごたえのある絶景となって訪れる方々を魅了しています。
山頂付近での楽しいアクティビティー
飛騨ほおのき平スキー場は山頂付近でのアクティビティーが充実しています。スキーを楽しみたい方も、乗鞍岳白山連峰の眺望を楽しみたい方も、そして両方楽しみたい方にも大満足なアクティビティーがそろっています。
・スノーラフティング(約30分)
山頂までリフトで登り、スノーラフティングで雪山をクルージング。
雪しぶきを浴びながら白樺の間を走り抜けスリル満点!
約30分のお手軽雪遊びコースです。
・よくばり雪山ハイク(約90分)
スノーラフティングでスリルを味わった後、新雪の雪山をスノーシューでガイドさんの説明の元ハイクするイベントです。360度のパノラマビューが最高!!ガイド付きなので初めての方でも参加できます。
・山頂スノータクシー
スノータクシー(専用そり6人乗り)にお客様を乗せて運行する、新しいアクティビティです。毎日運行!一日券、半日券、シーズン券でも乗れ、山頂まで運んでくれるので雪山の絶景を楽しみながら上質なパウダースノーを満喫できます。
※令和2年度の実施については、各HP等にてご確認ください。http://www.hounoki-daira.or.jp/event/
心も休まる癒しのロッジが充実
飛騨ほうのき平スキー場にはロッジが全部で8店舗、最大1510名収容可能です。レンタルはもちろんのこと、地元でとれる自慢の食材を材料にしたお食事メニューや、地元の人気の郷土料理、そしてスキーやアクティビティで疲れた体もほっと休まる温かい人気の定番メニューもそろっています。
中にはインターネット環境が整っているロッジ、天然温泉に入れるロッジなど、ワーケーションにももってこいな設備を備えているところも人気の理由の一つとなっています。
※コロナウィルスの影響による営業状況に関しては各HP等にてご確認ください。http://www.hounoki-daira.or.jp/lodge/
雪山でスキーを楽しんだ後は宿儺の湯で湯ったりあったまる
宿儺(すくな)の湯は、ほおのき平スキー場内の宿泊施設「ジョイフル朴の木」にオープンした天然温泉です。北アルプス乗鞍岳山麓地下1,000mから湧出する天然温泉で、飛騨地方に広く伝わる伝説の人物、両面宿儺が丹生川町から出現したことから名づけられた温泉で、泉質は主にナトリウム炭酸水素塩温泉の、とろんとした肌触りが特徴の名湯です。
両面宿儺とは、五世紀初葉、仁徳天皇の時代に飛騨の高山市丹生川町に現れたとされる異形の人、鬼神であるといわれています。日本書紀によると五十人力(をほこる武人)であり、頭の前後に二つの顔があり、四手四足だったとされています。日本書紀においては山賊まがいの悪党だったと伝えられていますが、ここ飛騨地方では毒龍退治や寺院の開基となった豪族であるとの逸話も残されています。
ちなみに「宿儺」という文字には「悪いものを追い払う」という意味が込められています。
露天風呂は四季を通して雄大な風景が望め、夜には空一面に広がる星空を眺めながらの入浴は格別です。2階、3階の展望大浴場からは、夏には元気いっぱいなひまわりの黄色で埋め尽くされたゲレンデ、秋には赤や白の可憐なコスモス、冬には白銀のゲレンデを見ながら入浴できます。一年を通して四季折々の表情を見せてくれる広大なゲレンデを見ながらの入浴は疲れた心も体もほっと癒してくれます。
飛騨ほうのき平スキー場HP:http://www.hounoki-daira.or.jp/index.php
宿儺の湯 ジョイフル朴の木HP:https://norikoku.com/joyful/sukuna/index.html
※画像提供:高山市観光情報