地域の安全を守る農道空港 飛騨の空の玄関「飛騨エアパーク」 Posted on 2022年6月14日2022年6月14日 高山市丹生川町は、地域の寒暖差を活かした農作物の栽培や大自然を満喫できるアクティビティなど、四季折々を楽しむことができる場所です。今回はそんな丹生川町にある「飛騨エアパーク」のご紹介です。 畑の中にある滑走路 全国8か所にある※農道離着陸場の一つである「飛騨エアパーク」は高山市丹生川町にあり、日本一高い標高(714m)に位置する農道離着陸場として、平成7年に開港されました。寒暖差の激しい丹生川町では高冷地野菜の栽培が盛んで、たくさんの畑があります。その畑の中にある滑走路は存在感が大きく、この辺りではとても珍しい光景です。飛騨エアパークは主に、農業振興基地、防災活動基地、救急医療活動拠点、多目的使用等に利用され、県内外から親しまれる施設として活用されています。 ※農道離着陸場とは・・・農林水産省が1988年から始めた農道離着陸場整備事業によって造られた飛行場の一種で、農道空港とも呼ばれる 【農業振興基地】 高山市を中心として生産される飛騨を代表する高原野菜、ほうれん草やトマト等を、飛行機で東京、大阪、名古屋などの都市へ空輸しています。飛騨の新鮮野菜は大都市でも好評。フライト農業により農産物の「飛騨ブランド」の確立、新たな流通システムの開発、新たな銘柄産品・産地づくりなど、新たな農業展開を図っています。 【防災活動拠点・救急医療活動拠点】 飛騨エアパークにはヘリポートが併設されており、地震・台風・豪雨災害などの被害状況把握、捜索救助、緊急物資輸送、林野火災防御等防災活動の拠点として活用します。また、陸上交通不便地からの緊急患者搬送、緊急傷病者発生地への医師等搬送、高度医療機関への転院搬送等緊急医療活動の基地としても活用されます。 【多目的使用等】 飛騨エアパークでは、野菜の空輸、防災・救急活動拠点地の他、多目的使用として、モーターグライダー・体験フライトなどのスカイスポーツレジャーに利用されます。その他、滑走路を利用して行われる車メーカーの性能テストや、ゴーカートの走行練習等に利用されます。企業がヘリコプターを使っての調査に使用されることもあります。また管理棟事務所横には、平成天皇がご搭乗された事のある、海上自衛隊のヘリコプターが展示されています。開場時間内なら、場内の展示機は無料で見学することができます。駐車場も完備されており、天気の良い日は飛騨の山々の風景を楽しむことができます。 【参考・文献・画像提供】飛騨エアパーク 飛騨エアパーク付近の「高山市合併記念公園」 【グリーンパークひろ野】広大な面積の芝生広場があり、軽スポーツやイベントの開催に利用できます。周辺には東屋、水飲み場、遊具などが設置されています。 【見学の丘】飛騨エアパークに隣接する公園で、飛行機等の離発着が見学できます。また星座の説明版があり、星空観測もできます。 【みはらし広場】大型滑り台、展望台、遊具があり、公園からは飛騨エアパークが見渡せます。 ― お問合せ ― 飛騨エアパーク管理棟事務所 〒506-2133 岐阜県高山市丹生川町北方2635-7 TEL:0577-78-2500 FAX:0577-78-2510 Mail:hida-airpark@wind.ocn.ne.jp 開場時間:8時30分~17時15分使用許可窓口 〒506-8688 岐阜県高山市上岡本町7-468 飛騨総合庁舎 飛騨農林事務所 総務課 管理調整担当 TEL:0577-33-1111 FAX:0577-36-4000 Mail:c24809@pref.gifu.lg.jp HP:https://www.pref.gifu.lg.jp/page/4992.html