朴葉寿司つくり体験
一般社団法人 ふるさと体験飛騨高山
◆ 体験内容 ◆
郷土料理「朴葉寿司」(ほおばずし)を作る体験をします。
「朴葉寿司」とはホオノキの葉で酢飯を包んだ、飛騨の初夏の風物料理で、農作業や山仕事の合間でも手を汚すことなく、手軽においしく食べられるようにと工夫され出来たと言われています。古くから、お祭りや祝い事などの「ハレの日の食事」としても親しまれており、下呂~恵那の東濃をメインとして、各地域・各家庭ごとに作り方や具材が異なり、それぞれ違った味を楽しむことができます。
◎ 体験の行程 ◎
※体験会場は、田舎体験館や民宿「シャレ―中西」
体験者はマスクを着け、必要な方はエプロンを着用します。
酢飯作り―うちわであおぎながら、よく混ぜます
この段階で酢飯に鮭を混ぜ、鮭ご飯にする事もあります。
※予め事業者側で、お米を炊いたり、具材や朴葉の準備をしてくださっています。
朴葉を広げ、酢飯をのせる
盛り付け 好きな具材を選んで、酢飯の上に彩りよく盛り付けます
完成 朴葉で包んで、爪楊枝などでとめます
※酢飯づくりから完成までは、ゆっくり説明を聞きながらでも約1時間です。
飛騨では必要不可欠な朴葉の葉
朴葉(ほおば)とは、ホオノキ(朴の木)の葉のこと。葉は大きく、長さは20㎝以上、時には40㎝にもなる大きなものもあり、楕円形で、鮮やかな緑色をしています。
昔から飛騨地方では、食べ物を包むものとして利用されており、『朴葉寿司』もその一つ。
今で言うサランラップやパックの代わりですが、朴葉には殺菌効果があるとされているため、包むことによって食品を傷みにくくする効果もあるそう。
落葉して茶色くなってからも比較的火に強い性質があり、朴葉の上に味噌をのせて焼く「朴葉味噌」や、朴葉にお餅をくるむ「朴葉もち」など、飛騨地域ではなくてはならないものです。
朴葉を使用した朴葉寿司は、5月中旬~8月下旬と貴重な期間。それ以外の期間は、笹の葉で作る笹寿司を作ることが出来ます。
好きな具材をのせて、自分だけのオリジナル朴葉寿司
トッピングする具材は酢飯に合うものならなんでもOK!
鮭やしいたけ、フキ、錦糸卵、季節の山菜や、紅しょうがなど。すし飯に混ぜたりトッピングしたり、彩りを楽しみながらお好みのお寿司を作ります。好みの具材を選ぶことができるので、それぞれが好き嫌いなく食べることができますね。
朴葉寿司の文化は東濃地域(下呂~恵那にかけて)がメインですが、地域によって作り方や内容が異なります。
その地域で手に入る魚を使用するため、一般的な鮭だけでなく、塩マスやしめ鯖を使用することもあるそうです。
各家庭ごとに味や具材に違いがあるので、食べるたびに新しい発見があるのも魅力の一つ。
飛騨の食文化をランチで味わう
朴葉寿司は作ってからしばらく置くと、爽やかな朴葉の香りが酢飯に移ります。それを待つ間、もう一つ別の体験をしてみるのはいかがですか。
一緒に出来る体験として『五平餅づくり』がおすすめです。
五平餅に使用するタレは、地元の民宿で手作りされたもの。甘辛い味噌ダレや、あぶらえ(エゴマ)のタレを付けて炭火であぶると、香ばしい香りが食欲をそそります。
◎五平餅づくり体験についてはこちら
『朴葉寿司づくり』と『五平餅づくり』の2つの体験と、地元の食材を使用した煮物や、飛騨牛コロッケなどをランチとして楽しむことが出来るコースもあります。
料金は、2つの体験+郷土料理のランチで、一人3,500円。
(※人数にもよるため、要相談)
(※煮物や飛騨牛コロッケは事業者側で準備)
代々伝わる郷土料理の味と、葉っぱをお皿代わりにして食べる、新しい食体験を楽しんでください。
◇ こんな人におすすめ ◇
教育旅行の体験メニューとして利用されることが多いですが、家族連れはもちろんのこと、仲のいい友人同士で気軽に体験するのもおすすめです。
その地域で採れたものを、その地域ならではの調理法で作って味わう。ここでしかできない体験を、仲のいい友人たちとワイワイ言いながら一味違った思い出作りとして楽しんでください。
◇ 体験者の声 ◇
- 葉っぱでご飯を包むことにびっくり。ほのかな葉の香りが良かった。
- なかなかできない体験が子供と一緒にできて良かった。
ダイナミックに盛り付けたり、個性たっぷりのお寿司が作れて楽しかった。 - 葉っぱをお皿代わりにするのは初めての体験で面白かった。
- 好きな具材をのせて作ることができたし、葉をお皿がわりにするなんて知らなかったから感動した。
編集部のおすすめポイント「女将さんが話す、朴葉寿司の伝統や由来が必聴!」
中部山岳国立公園内にある民宿で、豊かな自然を感じながら、地元のおいしい水、おいしい空気で育った材料を使って作るため、食育としてもおすすめです。
昔から朴葉は様々な用途に使われており、現在まで受け継がれるこの地域ならではの作法や味を体験することができます。女将さんが話してくれる、地元住民でも知らないような、朴葉寿司の由来や伝統など、貴重な話を聞きながら自分だけのオリジナル朴葉寿司を作る新たな食体験。地産地消の伝統料理を楽しみながら作れるところも魅力的です。
◆ 事業者様のご紹介 ◆
一般社団法人ふるさと体験飛騨高山
一般社団法人ふるさと体験飛騨高山は、農山村体験型観光(グリーン・ツーリズム)を推進する団体です。
高山市は東京都に匹敵する広大な面積を有し、その約92%が森林という、森林面積においても日本一広い市です。豊富な自然や農山村地域における農林業・生活文化などの地域資源を活かし、農業体験や自然体験などの各種体験活動や、市内各地区と連携した体験ツアーや教育旅行など、多種多様なニーズに合わせた企画の提案や受け入れの調整・コーディネートなどを実施されています。
◆ 事業者様からのメッセージ ◆
地域の郷土料理を自分で作って食べる楽しさや喜びをを体験して欲しいと思っています。地元の民宿の方との交流もなかなかできない体験。ここでしか出来ない時間を過ごしてください。
体験時間が午前の場合は、他の体験と一緒にお昼ごはんとして楽しむことがきます。
午後からの場合は、朴葉寿司作りのみで、ちょっとしたおやつ代わりに。お気軽にご参加ください。
◆ 事業者情報 ◆
事業社名 | 一般社団法人ふるさと体験飛騨高山 |
住所 | 岐阜県高山市丹生川町日面73番1 |
TEL | 0577-79-2005 |
FAX | 0577-79-2006 |
事業社URL | https://www.furusato-taiken.com/ |
お問合せ先 | ふるさと体験飛騨高山 https://www.furusato-taiken.com/contact/ |
◆ 体験プログラムについて ◆
※基本的には宿泊とセットで利用できる体験ですが、10名以上のグループの場合は体験のみでの受付可能。(要予約)
体験内容詳細 | https://www.furusato-taiken.com/menu/food_culture_experience/ |
開催期間 | 5月中旬~8月中旬(朴葉が使用できる時期) ※笹の葉で作る笹寿司は、通年体験できます。 |
定休日 | 無し |
体験先 | 田舎体験館(高山市丹生川町)、民宿シャレー中西、他 |
参加可能年齢 | 年齢制限無し |
料 金 | ¥2,000(税別)(人数にもよるため、料金については応相談) ※小学生以上は大人と同料金、小学生以下は要相談 ※宿泊施設ご利用の場合1泊2食込みで一人¥8,500(税別)(体験料金込み) |
持ち物 | 特に無し。動きやすい服装が望ましい(調理作業のため、服の汚れなどに注意) |
支払方法 | 現地決済(体験後) |
所要時間 | 約1時間 |
予約方法 | 電話・メール・FAX ※ご希望日の1か月前まで ※予約はメール、FAX推奨(電話に出られない事があるため) |
予約の最小数 | 5名 ※体験のみの場合:10~15名 |
予約の最大数 | 30名 |
サービス言語 | 日本語・英語 |
旅行業者登録番号 | 岐阜県知事登録 旅行サービス手配業 第13号 |