新穂高ロープウェイが設置されている千石尾根の南側斜面に、大きく崩壊した跡が残されています。 海洋底堆積物である美濃帯の堆積岩に白い岩脈が貫入した岩盤が露出しています。 ここは明治22年7月、豪雨により大崩壊した場所です。 流出した土砂により蒲田川は閉塞され、一時周囲4キロに及ぶ天然ダムが形成されたと記録に残っています。