ジオパークとは「地球・大地(ジオ:Geo)」と「公園(パーク:Park)」を組み合わせた言葉で
「大地の公園」を意味し,地球(ジオ)を学び,丸ごと楽しむことができる場所をいいます。
大地(ジオ)の上に広がる、動植物や生態系(エコ)の中で、
私たち人(ヒト)は生活し、文化や産業などを築き、歴史を育んでいます。
ジオパークでは、これらの「ジオ」「エコ」「ヒト」の3つの要素のつながりを楽しく知ることができます。
(日本ジオパークネットワーク【JGN】ウェブサイトより引用)
わたしたちは、日本を代表する山脈である「飛騨山脈」の成り立ちにより形成された大地の上で、
古くから大地とともに暮らしてきました。
ジオパークに取り組むことで、地元の素晴らしさや価値を知り、その素晴らしさや価値に誇りを持ち、
観光や産業に活用することで国内外の皆さんに発信し、地形地質の特徴を学ぶことで災害に備える、
まさに、持続可能な地域づくりを実現するための仕組みが「ジオパーク」です。
私たちは雄大な飛騨山脈に抱かれた大地に広がる動植物や生態系(エコ)の中で、生活を営み文化や産業を築き、時には災害と戦いながら長い歴史を育んできました。
例えば、槍・穂高連峰や笠ヶ岳、高原川などをよく見て、その成り立ちと仕組みに気付くと今まで何とも思わなかった景色が変わって見えます。
それらの景色が、何千年、何億年という途方もない年月をかけてつくられてきたことを知れば、私たち人の暮らしは地球活動なしには存在しえないこともわかります。
飛騨山脈ジオパーク構想では、飛騨山脈の高山市エリア(丹生川町・上宝町・奥飛騨温泉郷)の見どころとなる場所をジオサイトに指定し、教育やジオツアーなどの観光活動に活かし、地域の素晴らしさを知ってもらう活動をしています。
ジオパークへの取り組みをきっかけとして、
「愛する地域に住み続けたい・守りたい・伝えたい」という思いを形とし、
「若者が地域に魅力を感じ、地域に誇りを持ち、地域に住み続けることができる、持続可能な地域」を目指します。