飛騨と信濃の国境、安房峠に広がる湿原です。 海洋底堆積物の美濃帯堆積岩を、南からは乗鞍岳の山体崩壊による土砂が、北からはアカンダナ火山の噴出物がおおい、せき止められた場所が湿原となっています。 標高1600mの湿原は周りを樹林帯に囲まれながら、高木の進入を拒み、独特の植生を作り上げています。