奥飛騨地方は火山活動の影響を受けて特に温泉が豊富な地域で、日本一といわれる露天風呂数を誇る温泉地です。谷間の秘湯、高原のリゾート温泉など、湯量豊富な名湯が多いのが特徴です。国民保養温泉地(温泉利用の効果が充分期待される健全な温泉地で、自然環境、まちなみ、歴史、風土、文化など将来的な地域づくりにつながる保養地)に指定されています。
【平湯温泉】
奥飛騨温泉郷の中で一番古くからある温泉地です。江戸時代末期に飛騨について書かれた「飛州志」にも平湯温泉についてまとめた「平湯温泉記」があり、戦国時代に武田家臣が利用した際の白猿伝説などが伝えられています。
【福地温泉】
国道から奥に入った立地で、ひなびた佇まいで落ち着いた雰囲気を味わえる温泉地です。平安時代に村上天皇によって開湯された伝説が残り、天皇泉とも呼ばれています。旬の食材、地元の特産品を販売する朝市も人気です。
【新平湯温泉】
個性と魅力ある宿泊施設や多くの飲食店が並びます。奥飛騨名水「たるま水」と、たるま姫伝説が残る「縁結びの地」としても知られています。
【栃尾温泉】
蒲田川沿いの素朴でのどかな温泉地です。共同露天風呂「荒神の湯」からは、清流蒲田川と大自然が眺められます。
【新穂高温泉】
奥飛騨温泉郷の中でも最奥にある温泉地で、北アルプスが間近に迫る雄大な自然が魅力です。露天風呂「新穂高の湯」からは、蒲田川のダイナミックな風景が楽しめます。