所要4~5時間飛騨山脈は日本で最も古い化石を産出した化石の宝庫
福地山は福地温泉の西にそびえる山で、標高1671.7mと飛騨山脈の山々に比べさほどではありませんが、地学的には非常に重要な意味を持つ山です。2億5000万年前に起こった大規模な地殻変動により南の海から運ばれてきて、横倒しにされ、地下深いところへ押し込まれた地層がまた地表に現れている場所で、登山道の石灰岩には必ずと言っていいほど化石が見られます。
昔ばなしの里の古民家「福地家」の2階は化石館として、奥飛騨温泉郷周辺で収集された化石が展示されています。
登山口には全体を表示した案内看板があり、登山道が始まります。登り始めてしばらく進むと見えてくるあずま屋が焼岳展望台です。噴煙をあげる活火山焼岳を正面に見ることができます。
およそ2時間半で山頂に着きます。ここからは飛騨山脈の山々が遠望できます。槍穂高連峰だけでなく、新期(白谷山、アカンダナ山)、旧期(岩坪山、大棚火山)の焼岳火山群が一望できます。